作法は、まだない

お友達のお家で、

「お抹茶教室をやるよ〜」

と、呼んでもらいました。　

お抹茶なんて、飲めるかしら？

「苦い〜！」って、騒ぎそうだけど、大丈夫かしら？　

というままの心配を他所に、

「お抹茶飲む！お茶会行く！」とはりきる、あーとも。　

「もしかしたら、お抹茶がつくかもしれないから、汚れてもいい格好で来て」

と言われて、

「水泳パンツで行く！」　

　う〜〜ん　

「せっかく和のものを教えてもらうのだから、甚平さんでも着てく？」

「着る！」

「あーちゃんは？」

　来ると思った。あーの甚平は、まだなのだ…

そして、もうすぐ地区の盆踊りなので、

腰揚げを直したばかりの浴衣が、ぶら下がっている。

「来てく？」

「着る〜〜！」

嬉しそうに、懐紙も持って出かけました。　

１時間後、迎えに行くと、

「おまんじゅう食べた〜！」

「中からタレの出てくる、おまんじゅうだよ！」

　？　わからんが、美味しそうだ。　

「家で、お茶点ててあげるよ！」

ということで、３時のおやつタイムは、お茶会に。　

ダイニングテーブルですが。

有り合わせの道具ですが。　

茶杓がないので、スプーンで。

「これじゃ多い！」

「少ない！」

と、スプーンが行ったり来たりするのは、OKなのか？　

ポットでお湯を、ママが注ぎ、

あーとも２人で、「ストップ！」　

カップラーメン作ってるみたいやな。

ええのか？そんなんで、ええのんか〜？

という思いを押さえながら、

一生懸命、見守るママ。　

器は、小どんぶり。

　

猫舌＆ネコ肌（？）のあー。　

器があっついんだそうで、上のふちっコを、ちょびっとだけ押さえてます。　

器は、むか〜し、陶芸体験で、パパが作った黒い織部。

なぜか家にある、夏茶碗は、さらに点てにくいらしい。

ママがいただきました。

泡立たなかったけど、美味しかったよ。　

　

あーが飲む分は、パパが点てました。

見事にあわあわ。

ズズッ　

　

「全然苦くないよ！」　

「お抹茶、また点てて欲しい？」　

けっこうなおてまえで