朝の発破

「朝だよ〜〜」

「もう、起こさないよ〜」

「早くしなさいも、もう言わないよ〜」

「遅くなっても、自分のせいだからね〜。ママは知らないよ〜」

と、布団上の２人に言ってみた。

とも「はあ〜〜い」と起きた。

あー「やあだ〜やあだあ〜〜」バタバタバタ

怒って欲しいのか？遅れるのが嫌なのか？

そこから、

ママは耐えた。

パンを食べ終え、ヨーグルトになると、ささくれの指と共に心の旅に出てしまう、あーにも目をつぶった。

時計の針が気になるのは、ママだけだけど、口にはすまい…

いらいらいらいら

登校は、５年生のお兄ちゃんがお世話係として迎えにきてくれ、一緒に行ってくれてる。

でも、高学年の子は、いろいろお仕事があって、忙しい。
朝も早く行かなきゃならないらしい。

そろそろ、お世話係さんから卒業しなくちゃ。

まわりのお友達も、ぼちぼち一人で行き始めてる。

あーは、頻繁にトイレに行く。

行くと、また心の旅にも出てしまう。

何度行っても、さあ出かける！って時に、またトイレに入らないと気が済まない。

そして、何かしら出ないと気が済まない。

でも、何回も行ってるので、出るものがない。

気が済まない。

自分が遅いのも分かってる。

「わああああああああ〜〜〜んんんんん！！」

「お迎え来たよ」

「わあああああああ〜〜〜ん！！！」

出ないから気が済まない。行かなくちゃいけない。泣いてるのお兄ちゃんに聞かれちゃった！

で、ママを叩く。

お兄ちゃん「明日と来週、委員会の仕事で迎えに来れないんです」

「わかりました」

そろそろ卒業しますの話もしたかったけど、今日はそれどころじゃなかった。

仁王立ちになって、歩き出せず、ママを叩き続ける子がいるから。

ママは消えよう。

玄関に入ろうとすると、あーもついてくる。叩き続けながら。

「じゃあ、今日は行くのやめなさい」

「やだあああ」バシバシバシバシ

「じゃあ、行きなさい」

仁王立ち。バシバシバシバシ

「急いでるから、先に行ってもらおう」

「やだああああ」バシバシバシバシ

結局、ドアが邪魔になって、叩けなくなったところで、仕方なく出発しました。

なんじゃそりゃ・・・・・・ふぅ